聯愁殺
聯愁殺

連続無差別殺人で唯一生き残った主人公が、何故自分は襲われたのかの調査を謎好きが集まっている推理集団に依頼します。

1円
500円

上記に表示されている価格は最新の価格ではありません。正確な価格については、リンク先のサイトにてご確認下さい。

聯愁殺
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連続無差別殺人で唯一生き残った主人公が、何故自分は襲われたのかの調査を謎好きが集まっている推理集団に依頼します。

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クチコミ数12 ※ここでは代表的なクチコミを表示しています。
あいうえおさん
無差別連続殺人事件で殺されそうになったヒロインが、迷宮入りした犯人の素性や動機を追い求めて推理を依頼し、推理マニアメンバーの集まる会が催された。この著者らしい推理ロジック合戦とも言える部分が作品の大半を占める。珍推理・迷推理続出する中で、段々と真相のベールが剥がされてゆき・・・真相の裏の真実が明らかになった時、人間の業の深さというか、なんともやるせない無力感に襲われる。賛否両論分かれる作品だろうが、緻密な組み立てと繰り返されるどんでん返しには素直に感嘆する。こんなややこしく込み入った作品、書くの大変だろうなぁ・・・と。(ってそれがこの著者のウリなんだけどね)OLの一礼比梢絵は、ある夜、自室に帰ったところを見知らぬ男に襲われ、殺されかける。それから四年。犯人はいまだ捕まっていない。現場に残されていた手帳から、その男が連続殺人を計画・実行していたらしいことは判明するのだが、犯行動機や被害者間の繋がりは、まったく浮かび上がってこない。梢絵は、男が自分を襲った理由をはっきりさせるため、ミステリ関係者の集まりである〈恋謎会〉の会合に参加し、メンバーに推理してもらうことにするのだが……。ひとつの事件に対し、作中で複数の解決が提示される多重解決ミステリ……、と見せかけて、巧緻な騙りの技巧を駆使し、結末で衝撃のサプライズを演出した作品。本作の大部分は、〈恋謎会〉による議論によって占められています。そこで論じられる論点は、おもに三つ。犯人の動機(ホワイダニット)、被害者間の隠れた繋がり(ミッシング・リンク)、そして梢絵を襲った犯人の逃走方法(密室からの消失)です。議論が進むにつれ、次々と新事実が追加されていき、その都度、仮説が上書きされていくのですが、当然というべきか、そこでの最終的な結論が、真相に到達することはありません。知的スノッブ達によって繰り広げられる推理合戦自体が、結末のサプライズのための「前座」に過ぎないのです。作者は、フェアとアンフェアの境界線上にあるタイトロープを結末まで見事渡り切り、着地を決めることに成功しているといえます。ただ、計算し尽くされた精緻なプロットについては、まったく文句のつけようがない本作なのですが、最終的に読者に突きつけられる陰惨で酷薄な真相が、かえってリアリティを殺ぎ、蛇足となっていると感じる向きもあるかもしれません。
無差別連続殺人事件で殺されそうになったヒロインが、迷宮入りした犯人の素性や動機を追い求めて推理を依頼…もっと見る
無差別連続殺人事件で殺されそうになったヒロインが、迷宮入りした犯人の素性や動機を追い求めて推理を依頼し、推理マニアメンバーの集まる会が催された。この著者らしい推理ロジック合戦とも言える部分が作品の大半を占める。珍推理・迷推理続出する中で、段々と真相のベールが剥がされてゆき・・・真相の裏の真実が明らかになった時、人間の業の深さというか、なんともやるせない無力感に襲われる。賛否両論分かれる作品だろうが、緻密な組み立てと繰り返されるどんでん返しには素直に感嘆する。こんなややこしく込み入った作品、書くの大変だろうなぁ・・・と。(ってそれがこの著者のウリなんだけどね)OLの一礼比梢絵は、ある夜、自室に帰ったところを見知らぬ男に襲われ、殺されかける。それから四年。犯人はいまだ捕まっていない。現場に残されていた手帳から、その男が連続殺人を計画・実行していたらしいことは判明するのだが、犯行動機や被害者間の繋がりは、まったく浮かび上がってこない。梢絵は、男が自分を襲った理由をはっきりさせるため、ミステリ関係者の集まりである〈恋謎会〉の会合に参加し、メンバーに推理してもらうことにするのだが……。ひとつの事件に対し、作中で複数の解決が提示される多重解決ミステリ……、と見せかけて、巧緻な騙りの技巧を駆使し、結末で衝撃のサプライズを演出した作品。本作の大部分は、〈恋謎会〉による議論によって占められています。そこで論じられる論点は、おもに三つ。犯人の動機(ホワイダニット)、被害者間の隠れた繋がり(ミッシング・リンク)、そして梢絵を襲った犯人の逃走方法(密室からの消失)です。議論が進むにつれ、次々と新事実が追加されていき、その都度、仮説が上書きされていくのですが、当然というべきか、そこでの最終的な結論が、真相に到達することはありません。知的スノッブ達によって繰り広げられる推理合戦自体が、結末のサプライズのための「前座」に過ぎないのです。作者は、フェアとアンフェアの境界線上にあるタイトロープを結末まで見事渡り切り、着地を決めることに成功しているといえます。ただ、計算し尽くされた精緻なプロットについては、まったく文句のつけようがない本作なのですが、最終的に読者に突きつけられる陰惨で酷薄な真相が、かえってリアリティを殺ぎ、蛇足となっていると感じる向きもあるかもしれません。…元に戻す
ミステリー好きがこれはハマったとみんなが言ってる小説ランキング13.84pt
えみさん
私はこうしたいわゆる推理合戦が作中で繰り広げられるものが好きなのでまさに私好みの推理小説となっています。過去に見知らぬ若い男に襲われ、相手を殺してしまった梢絵がなぜ自分は襲われたのかを知るため、推理を楽しむ集まり「恋謎会」に推理をしてもらうという趣向で、一つの謎に様々な見解が語られるため、その推理だけでもかなり楽しめます。さらにどの推理も次の推理のための前振りのような軽いものではなく、しっかり吟味されているので読み応えは十分です。そしてなんといってもそれまでの推理をすべて覆すかのような驚くべき真相は見事です。普通のミステリーだと思って読んでいたら、最初から読者側が騙されていたということを知ったときにはもう一度最初からページを確かめてしまったほどです。ミッシングリンクに叙述トリック、そして推理合戦に意外な犯人、さらにまだまだ事件は続いていくかのような終わり方といろんな趣向を詰め込んだ贅沢な作品です。
私はこうしたいわゆる推理合戦が作中で繰り広げられるものが好きなのでまさに私好みの推理小説となっていま…もっと見る
私はこうしたいわゆる推理合戦が作中で繰り広げられるものが好きなのでまさに私好みの推理小説となっています。過去に見知らぬ若い男に襲われ、相手を殺してしまった梢絵がなぜ自分は襲われたのかを知るため、推理を楽しむ集まり「恋謎会」に推理をしてもらうという趣向で、一つの謎に様々な見解が語られるため、その推理だけでもかなり楽しめます。さらにどの推理も次の推理のための前振りのような軽いものではなく、しっかり吟味されているので読み応えは十分です。そしてなんといってもそれまでの推理をすべて覆すかのような驚くべき真相は見事です。普通のミステリーだと思って読んでいたら、最初から読者側が騙されていたということを知ったときにはもう一度最初からページを確かめてしまったほどです。ミッシングリンクに叙述トリック、そして推理合戦に意外な犯人、さらにまだまだ事件は続いていくかのような終わり方といろんな趣向を詰め込んだ贅沢な作品です。…元に戻す
ミステリー好きがこれはハマったとみんなが言ってる小説ランキング13.46pt
ruruさん
聯愁殺はトリッキーなミステリーを描く著者の西澤さんにしては超能力やトンデモ設定が出てこない作品ですが、それでもさすがに一筋縄ではいきません。いわゆる推理合戦のスタイルに則り、依頼人梢が持ち込んだ謎を刑事や犯罪心理学者などがそれぞれ順に推理していきます。こうしたスタイルのいいところは連作短編のようにいろんな推理を一冊で楽しめるところです。表向きは梢が巻き込まれた事件を皆で推理していくという形ですが、そこは西澤さんの本領発揮といったところでそう素直に解決するはずもなく、物語が進んでいくに連れ、どんどん謎が入り組んできます。さらにもう一つ時間軸を読者に錯覚させるというある種の叙述トリックを使っており、いろいろ怪しげな人が登場する中、最後に明かされた犯人は驚くべきものでした。ただし読後の後味は決してよくありません。その後味の悪さが余韻となって残る、一冊の中に様々な趣向が詰まった作品です。
聯愁殺はトリッキーなミステリーを描く著者の西澤さんにしては超能力やトンデモ設定が出てこない作品ですが…もっと見る
聯愁殺はトリッキーなミステリーを描く著者の西澤さんにしては超能力やトンデモ設定が出てこない作品ですが、それでもさすがに一筋縄ではいきません。いわゆる推理合戦のスタイルに則り、依頼人梢が持ち込んだ謎を刑事や犯罪心理学者などがそれぞれ順に推理していきます。こうしたスタイルのいいところは連作短編のようにいろんな推理を一冊で楽しめるところです。表向きは梢が巻き込まれた事件を皆で推理していくという形ですが、そこは西澤さんの本領発揮といったところでそう素直に解決するはずもなく、物語が進んでいくに連れ、どんどん謎が入り組んできます。さらにもう一つ時間軸を読者に錯覚させるというある種の叙述トリックを使っており、いろいろ怪しげな人が登場する中、最後に明かされた犯人は驚くべきものでした。ただし読後の後味は決してよくありません。その後味の悪さが余韻となって残る、一冊の中に様々な趣向が詰まった作品です。…元に戻す
ミステリー好きがこれはハマったとみんなが言ってる小説ランキング12.02pt
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